あべこべジャーナル  ( ニュースチェック)

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巨額買収事件河井夫妻への安倍事務所関与は明らかだよ。マスコミは腐ってるのか?

mainichi.jp

参院選が迫った2019年5月12日早朝、河井案里容疑者(46)の陣営が使っていた無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、選挙戦を取り仕切る夫の克行容疑者(57)のアカウント名「あらいぐま」から指示が出た。翌日に安倍首相の山口県事務所からベテラン秘書ら5人が応援に来る予定で、「全員表に出て拍手で迎えるように」と念押しする細かな気遣いも見せた。

 自民党関係者は、首相秘書の選挙応援は「極めて異例だ」と明かす。前代未聞の選挙戦の背景には、案里容疑者の擁立を巡る地元の広島県連との確執があった。

 18年12月12日、県庁にほど近いホテルの会議室に県連の選対委員を務める県議10人が顔をそろえた。眼下に広島城を見渡せる32階の部屋で向かい合うが、表情は一様に険しい。

 これには理由があった。「参院選で2人目を擁立してもらえないか」。11月下旬、党本部の甘利明選対委員長が県連会長の宮沢洋一参院議員に候補者の一人として案里容疑者の擁立を打診。県連は、6選を目指す現職の溝手顕正元防災担当相の支援を決めており、対応に追われた。

 幹事長を除く出席議員が1人ずつ意見を出し、7対2で反対意見が大勢を占めた。県連には、2議席独占を狙った1998年の参院選で1人が落選した苦い経験がある。当時の失敗を引き合いに出す議員が多かった。克行容疑者から県連に事前の相談もなく、「安倍首相の補佐官だった克行議員が妻の案里議員を強引に推した」との話も流れていた。

 

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以上が毎日新聞記事からの引用だが、これをみれば安倍首相と自民党本部が地元の意向を踏みにじって、側近の河井とその妻を全力で支援していたことがわかる。

 

山口県の安倍事務所から秘書5人も動員して応援させていたことをとっても、安倍首相側の関与をだれが否定できるだろうか。記者たちは、記者会見でこのことをなぜ質問すらしないのだろうか。腐ったマスコミの一部が官邸とつるんで、マスコミ全体を牛耳っているのだろうか。

 

選挙資金をふつうの候補に出す平均の10倍に相当する1億5000万円も投入し、それが買収にも使われたのであろう。こんなことは、入金記録を丹念に調べればすぐわかることだろうに。

 

週刊文春によれば、夫はATMから金をおろしては配っていたこともあるようだから、口座は調べればすぐわかる。こんな素人の我々が気づくことぐらいはすでに検察が調べ済みに違いない。

 

いくら無神経な安倍首相だって、おちおち寝てられないだろう。