あべこべジャーナル  ( ニュースチェック)

くらしに根差した言論をグループの協力で発信。ニュース読み解き、メディアチェックや政治経済評論など。あべこべに見たりして自由な角度から書いて行きます。

ワクチン接種は五輪に間に合わず?!と週刊朝日のスクープだそうな

prtimes.jp

「370万人の医療従事者も救えない」「接種確約は20万人分だけ…」の見出しにつられて(寂聴さんごめんね)、つい買ってしまいましたね。ほんまかいな…と疑いながらもページをめくると、なんとなくちゃんと取材しているような書きぶり。

 

昨年7月に政府がファイザー社と基本合意した際は「2021年6月末までに1億2000万回分(6000万人分)」を日本に供給するという話だったのですが、ことし1月20日ファイザーと最終合意して結んだ契約では「年内に1億4400万回分(7200万人分)」という内容に変わり、供給時期がずれ込む結果になってしまったのだーというのです。

 

厚労省の関係者という人物が内情を語るくだりに私は注目したのですが、そこには日本側がもたもたしているので、ファイザー側が「他国にワクチンを回すようになってしまった」と書かれていたのです。

 

首相官邸のひとが「6月までにすべての国民に必要な量の確保は見込んでいる」と話していたのを河野太郎大臣が修正したのも、こういう事情があったからなんだとか。河野大臣が焦るのも、わかったような気がしました。

 

ワクチン後進国と言われていると、テレビで見ましたが、とことんダメな感じで、つらくなります。いったいどうして、こういうふうになってしまっているのか。国会でまじめに対策を話し合ってほしいと思います。