米朝会談は決裂?-瀬戸際外交の一環か
米朝会談は決裂した、と北朝鮮代表団がストックホルムで記者会見。かたや米国はポンペオ国務長官が「選択肢はある」と交渉に意欲を示した。
虚々実々の駆け引き、なのだろう。神も悪魔も細部に宿るらしいから、どんな交渉も詰めが甘ければご破算になる。
相手の出方を読み誤るか、自分の側の足並みの乱れなどあれば、たちまち暗礁に乗り上げてしまうのは交渉の常。
ましてやボルトンなど対北強硬派がいろんなことを仕掛けているだろう。ポンペオは交渉をまとめてくれとトランプに言われているが、かといってそう思い切った妥協に踏み出せる人物とも思えない。自分が点数を稼いで、将来の大統領にという野望を懐いている人物とされているくらいだから、米議会のタカ派や国務省、あるいはCIA、国防総省などの官僚たちの支えも失いたくないという立場だ。
さて、トランプはどんなツイートをしてくるのか…