家計消費の減少は確実だ
日本経済新聞の調査によれば、増税後の家計支出は変わらないと答えた人が回答者の76%で、減ったと答えた人は21%だったという。
日経の見出しは、増税後「家計支出変わらず」76% というものだから、当然ながら安ど感を誘う。あ、消費の崩壊はなさそうだな、と。支出を減らしたと答えた人は前回増税時の31%が今回は21%。
今回はもともと増税幅が2014年の3%幅から2%幅となり、軽減税率も食料品などに適用された。それに加えてポイント還元など景気対策。
っそれらが相まって、消費の落ち込みを前回より少なくしそうだということは、だれにでもわかる。
しかし、とにかく全体の2割が支出を減らしたというのだから、先行きは明らかだ。消費は減り、景気は落ち込む。前回よりましかもしれないが、世界経済の動向や米中摩擦、日韓対立も加わって、見通しは決して明るくない。