アサリのみぞ知る? 2020お台場海浜公園
トイレ臭がすると昨夏話題になった、東京五輪トライアスロン会場のお台場海浜公園を覚えているだろうか。
東京都が解決に向けた施策を実施との朗報が入った。
p/articles/ASN2846PQN27UTIL02B.html
記事によると3月末までに投入するのは砂だけで、
アサリは来るのを待って7月に水質改善を期待するとのこと。
もはやトイレ臭は諦めて受け入れろということなのか…
以前にもこうした施策はあったはずなので少し探してみた。
やはりアサリではなく牡蠣を利用したケースが実在。
1998年、東京都港湾局港湾整備部計画課による牡蠣を使用した水質浄化実験。
場所は同じく「お台場海浜公園」。
3ヶ年予定していたが結果は不明。
・東京都 報道発表資料「お台場海浜公園で「カキの水質浄化実験」を行います」(平成19年8月20日)
http://www.marinavi.com/images/プレスリリース/2007/0820tkyoP_oyster.pdf
・国立環境研究所 環境技術解説 水域城下
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=47
その後、途絶えたのかと思いきや10年後テレビに映っていた模様。
日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」2008年5月3日放送分HPにも
海浜公園で牡蠣による水質浄化が行われていたのを確認できる。
最初の下車駅が東京テレポートで、お台場海浜公園で牡蠣を使った水質浄化実験が紹介されていたのだ。
http://www.ntv.co.jp/burari/080503/0503naiyou.html#info03
実験は番組HPに「昨年8月東京都が始めたもの」と記述されている。
http://www.ntv.co.jp/burari/080503/info03.html
実験はその後どうなったのか。
港区議会議員である
榎本茂の公式ブログ(2014年7月24日付け)にその答えはあった。
https://seabasslive.naturum.ne.jp/e2163123.html
牡蠣を使った水質浄化実験装置は榎本議員の提案で8年ほど前に設置。
雨天時に下水処理施設から放出される未処理下水に含まれる大量の塩素によって
「牡蠣は数か月で死滅」と記述がある。
東京湾のアサリの実力にご期待ください。