宇賀なつみさんのエッセイに「テレ朝を辞めた理由」も

テレビ朝日を辞めたアナウンサーの宇賀なつみさんが、9月26日から朝日新聞デジタルでエッセイを書き始めた。「１」と番号が付いているので、10回くらいはあるのだろうと期待している。

初回は、2018年にベトナムを旅行し、それが自分探しの旅だったことを述べている。「私は私に飽きていた」の言葉がそれを象徴している。

「世界はこんなに広いのに

わたしの人生は　わたしだけのものなのに」

思うように生きられない苦しさ、自分らしくない振る舞いをさせられている辛さがにじむ言葉がつづられている。

ベトナムのお年寄りに「見透かされた」ような気がして、もっと自分らしくありたいと、踏み出そうと決心したことが、テレ朝を辞めることにつながった…

いったい何があったというのか。羽鳥慎一モーニングショーも看板番組としてやりがいはあっただろうに。しかし彼女は去り際の挨拶場面で目に涙を浮かべ、やりたいことができなかったという悔しさを隠そうともしなかったのだ。彼女をそこまで追い詰めたものは一体、あんだったのだろう。

テレビ朝日の問題なのか。おそらくそれと密接に絡んでいるはずだ。でなければ、看板番組で涙するわけがない。きょうも羽鳥MCは何事もなかったかのようにしゃべり続けているのだけれど…

次回以降、どんなことを読ませてくれるのだろう。宇賀さんが自分にも読者・視聴者にも真正直であることを期待する。