韓国はGSOMIA維持で対話の糸口を作るべきなのに
韓国の文大統領のほうから「話しましょう」と誘ったと、朝鮮日報が書いている。それはそうだろう。大統領の立場が苦しいのは確かだ。
それにしては、日本語通訳がそばにいなくて、日本側の通訳が英語にした安倍首相の言葉を韓国側の英語の通訳が韓国語にして文大統領に伝えたのだというから、なんだかにわかに起きたかと思わせる出来事であった。
ソファーで10分、しかもこんな通訳で、まともな話ができたとは思えない。1964年の請求権協定に立ち返るよう求められた文大統領は明言を避けたに違いない。
韓国がGSOMIA破棄に実際に踏み切れば、対話も閉ざされよう。文大統領としては、大局的見地からGSOMIA維持で対話の糸口をつかみたいと考えなかったのだろうか。やれやれだ。