介護殺人の悲劇をどうするのか?若い世代が殺人者になってゆくのを止めなくちゃ。
このままでは、介護殺人の悲劇が増えてゆくばかりだろう。
その理由は、高齢化に対応できないこの国の福祉政策にある。
福井県で置いた儀父母と障害のある夫を介護していた71歳の女性がタオルで3人の首を絞め、みずからは睡眠薬を飲んだ。
過酷すぎる介護労働が生んだ悲劇だ。
少なくとも父母を介護施設に入れていたら…。特別養護老人ホームか、あるいは優良老人ホームに。
そうできなかった理由は不明だが、ケアマネとか、民生委員が相談に乗って、彼女を介護地獄から救い出すべきであった。
こうした介護地獄による殺人は後を絶たない。それなのに社会保障費を削ってゆくのがいまの政府なのだ。社会保障のための消費増税といいながら、じつは法人税減税の穴埋めにしかなっていないこの現実。