自衛官の命と政治利用が心配になる…海上自衛隊の中東派遣
ホルムズ海峡は避ける方針で、これはイランに配慮した結果だと新聞記事は書いているが、ほんとうにそうだろうか?
literaというとんがった出版系HPがこれについて、きわめて危ない政策だと警鐘を鳴らしている。たとえば偵察飛行などでイランを刺激し、撃墜されたりしたら、それを機に日本の世論は怒りの渦で冷静さを失い、一気に改憲ムードに火がつく、のだとか。
そうかもしれない。なにせかつてはイラク派遣の自衛隊の隊長が、「かけつけ警護」にかこつけて憲法違反までやってしまおうと考えていたらしいし、まして今は自衛隊の犠牲を政治利用しようという連中があちこちにいそうだ。
つまりは、一見、有志連合に参加しないという枠さえも、安心するわけにはいかないほどの大きなリスクをはらんでいるということなのだろう。
マスメディアも、そういうリスクについて、きちんと考える素材を流してほしい。とくにテレビは、委縮したりしないで、あるいは「政治ネタは視聴率がとれない」などと言い訳をしないで、しっかり放映してくれなくちゃ。