あべこべジャーナル  ( ニュースチェック)

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菅政権なら疑惑隠しを優先、ということだ

mainichi.jp

毎日新聞はこう書いている。

 

岸田氏が8月30日に支援を求めた際、麻生氏は首相の「一言」を求めた。翌日に岸田氏は官邸を訪れたが首相は「個別の名前を挙げるのは控えている」と返答。麻生氏が派閥幹部に態度を伝えたのはその後だった。

(引用おわり)

 

これまで岸田への禅譲をにおわせ、ハト派に見える岸田(実際はタカの安倍の小間使いに落ちぶれていた)で改憲を考えていたとされる安倍だが、みずからの辞任を明らかにした8月28日の記者会見以降、もはや岸田に用はないという冷たい態度。にもかかわらず岸田はぶざまにも安倍を訪ね、支持を懇願したのか。そして、あからさまに捨てられたのだが、これは岸田自身の身から出た錆というしかない。お気の毒さま。

安倍はすでに記者会見の前から、菅にバトンを渡すつもりだった。二階と組んだ菅に裏切られる可能性はゼロではないにしても、モリカケ疑惑や桜疑惑、そして何よりも河井前法相夫妻の買収選挙を推し進めた悪だくみ仲間としての菅に後事を託すのが安全だと踏んだに違いない。何を考えているかわからない岸田、怖いことを言い出しそうな石破。それに比べて、いわば共犯関係者の菅が一番だ、ということだ。

なんおことはない、要するに疑惑隠しのために菅に禅譲というシナリオなのだ。こんな見え見えの構図にもかかわらず、マスコミはこういうことをちっとも書かない。書こうとしている良心的な記者さんたちもいるのかどうか、私はしらないけど、いるようにすら見えないところが悲しさを通り越して、あきれてしまう。

菅政権なんて、長持ちするはずがない。信任を得ようとして解散に打って出るがいい。どうなるか、楽しみだよ。