あべこべジャーナル  ( ニュースチェック)

くらしに根差した言論をグループの協力で発信。ニュース読み解き、メディアチェックや政治経済評論など。あべこべに見たりして自由な角度から書いて行きます。

「真心をもって真実を語れ」と言った石破演説の迫力だけが光った自民党総裁選候補者演説会

www.youtube.com

 

石破だけが総裁の器だ。

3人の演説を聞けば、だれでもそう思うのではないか。

原稿に目もくれず、信念を吐露した。政治家は真実を語ろう、と。

党員投票をなにがなんでも阻止したい人は、こういう石破の迫力を恐れて封じ込めを計ったのだろう。

「真心をもって真実を語れ。それだけが政治家の仕事だ」

石破が27歳の時、みずから車を運転して箱根の勉強会に参加。渡辺美智雄の言葉を聞いて感動したというエピソードで始まる演説。最後までそれは貫かれていた。

日本の無謀な戦争は、真実を隠ぺいして行われたこと。

政治家は、目先の利害にとらわれず勇気をもって真実を語るべきこと…

これらは安倍政権批判にほかならない。

勇気をもって石破は語りかけた。

菅は渋い表情でこれを聞いた。岸田は耳を傾けていた。

続いて立った菅は、みすぼらしい政治家ぶりをさらけ出した。

原稿の棒読み。ああ、こういうひとなんだ。失敗したくないのだろう。

しかし、自分の経歴まで原稿に頼るというのは、しらける。

記者会見でろくに答えない理由もわかった気がする。

答えるとバレバレになってしまうということだ。

そのあとに立った岸田も、情けない姿をさらした。

いちおう自分の言葉で語っているのだが、まるで迫力も真実もない。禅譲を期待して裏切られてもこれか、と哀れを催すふるまいであった。