新型コロナウィルスが突き付けるもの
新型コロナウイルスによる患者・死者数の報道が連日相次ぐ。
商店の棚からマスクやアルコール除菌グッズが消え去った。
ネット上ではそれら商品の高額転売も起きている。
新型肺炎のピークは4~5月との予測が香港大学医学院により示された。
今のところ新型肺炎は以前に出現したSRASやMARSより致死率が低いが油断は出来ない。
新型コロナウイルスに際し国内で3つ気になる点がある。
- 東京オリンピックの開催は可能か?
ピーク予測が過ぎた後の夏とは言え世界中から大勢の人が一か所に集まるスポーツの祭典。
昨年のラグビーワールドカップによりインフルエンザ流行が早まったの指摘を鑑みれば、
その逆に日本が世界的大流行の引き金を引く危険性も留意すべきだろう。
1番の解決策は中止である。
しかし、既にかけられた莫大な費用と大会の政治利用の思惑がそれを阻む事は間違いない。
- インフルエンザウイルス流行期の入学試験の是非
新型コロナだけでなく日本はインフルエンザ流行期である。
何故インフルエンザウイルスの流行と降雪による交通網のマヒの可能性がある、
1月2月に入学試験を課すのか?
学校入学の時期を4月から9月への移行を検討する必要性。
年度の問題に絡んでくるのかもしれないが、
世界各国のように9月1日を新年度にすればよいのではないだろうか。
桜の咲く時期に入学式を行うのが良い?
それよりも受験生たちが万全を期して試験に臨める季節こそ重視すべきだ。
- 食料自給率37%
世界保健機関は1月30日緊急事態宣言を発表した。
渡航・貿易制限は見遅られたがそれらも実施されると、
日本のような食料自給率の低い国は困る事になる。
万が一にも長期間に渡り輸入が途絶えると死活問題にも繋がりかねない。
栄養不足の人間に感染症が猛威を奮う
という事態はゾッとする。
お得意の自由貿易も良いが国内農業の振興・保護を怠って欲しくない。
今は1日も早い終息を願う。