東京・望月記者への攻撃でなく連帯を
孤軍奮闘する東京新聞・望月記者を励ますどころか、それを攻撃するような動きが毎日新聞の記者からなされている。しかも毎日新聞として東京新聞に質問状まで出されているというのだから、まったく異常というほかない。
こんなことが続けば、日本はジャーナリズムのない国となってしまうのではないか。いやすでにそうなりつつあるのではないか。
英国の作家でありジャーナリストだったジョージ・オーウェルは「ジャーナリズムとは権力者の嫌がることを書くもので、それ以外は広報だ」と喝破したとされる。実際、官邸クラブのように質問が制限され、とくに権力者のいやがる質問には答えない慣習が出来上がってしまい、各社がそれに甘んじる風潮が広まれば、それはジャーナリズムの死だろうに…。