ヘイトに甘い鈍感な有権者をつくった政治とメディアの罪
櫻井なるヘイトスプレッダーの得票が18万だとか。
かれがヘイトスプレッダーだということを意識しないで投票した人も多いだろうし、そもそもヘイトがなぜ悪いのか、理解していない人も多い。そうしてみると、別に驚くような票数ではない。
こうやって毎日新聞が書いてやって、それでまた支持を広げているのかもしれない。産経にでも任せておけよと言いたくなる。
在日特権、などといってじつは在日の人々への差別と偏見をあおっていても、それに気づかない人は多い。真に受けて信じてしまう人もかなりいるようだ。
オウムの信者があれほどまでにいたことを考えても、信じやすい、騙されやすい人はかなりいるのだ。問題は、そういう人たちの催眠状態を誰がとくのか、ということだろう。
本来はそれは政治の仕事であるに違いない。川崎市の条例のように。だがそれを政府レベルで全国に広げない限り、よく理解できない人はかなりいることになってしまう。東京都知事選とは、そういうことが表面化した場であった。
政治がきちんとするにはマスごみの、いやマスメディアの役割が重要だ。市民がマスごみをしかりつけて、ちゃんとした報道をさせない限り、櫻井の紹介記事どまりで害悪となるということを現実は示している。