天皇陛下万歳は、国民を分断する政治屋の策動である
皇居前広場でのお祭りは、嵐の歌に雅子さんが涙ぐんだ。感動的な場面に胸を打たれた人も少なくなかっただろう。
しかしお祭りの最後に、天皇陛下万歳が繰り返されたのは、なんともいやな光景であった。戦争で犠牲になった多くの人々への想像力を欠いた行為である。
侵略戦争の犠牲となったアジアの人々。万歳を叫んで玉砕を余儀なくされた兵士たち…
それらへの共感を欠いている。
被災地への見舞いの言葉を述べた天皇の心ともつながっていまい。
つまりは、国民統合の象徴としての天皇を否定し、分断の象徴にしてしまう愚かな政治屋たちの策動である。
それでもいい、という人たちの策動である。これは国民を分断する行為である。
それに天皇が利用された。政治利用の極みである。