あべこべジャーナル  ( ニュースチェック)

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薄っぺらな安倍会見に満足するマスコミは共犯者か

www.nikkei.com

わずか15分の記者会見。しかも官僚の作文を棒読みしたとしか思えない。薄っぺら。

緊急事態宣言を出す状況にないとか、感染者の内訳や病床の埋まり方が第一波とはだいぶ異なるとか、あれこれ屁理屈を並べ立てるだけに終わった。

 

もともと今回の記者会見は広島市での原爆死没者慰霊式・平和祈念式出席に合わせたもので、歴代首相の慣例にすぎない。まあ、いやいやながらの会見だった。

それにしても、である。首相は約15分間のうち7分余りを新型コロナ対策の説明に充て、「今回もコロナに関し、割と時間をとって話した。節目節目に会見をさせていただきたい」と述べたのは図々しいというか、厚かましいにもほどがある。

 

6月は通常国会閉会後の18日に1回実施したのみで、7月はゼロだった。

閉会後、首相が記者団の質問に答えたのは首相官邸に出入りする際などだけ。時間は短く、質問機会も限られる。それだけではない。質問があらかじめ提出され、いわば八百長みたいなぶら下がり。にもかかわらず、首相動静に記者団と会見などと書かれているのは、噴飯ものだ。

国会では閉会後も与野党が週1回、新型コロナ対応などを審議してきたが、首相は答弁していない。

 

危機の時に政策が立てられず、無策という指摘が巷にあふれている。感染症の拡大で、国民の命と健康がますます危うくなっているというのに、首相がこのていたらくでは、もうやめてくれというしなかい。